洋菓子:河合秀矩
河合秀矩
マッターホルン オーナーシェフ
愛知県洋菓子協会 会長
-
教える上で大切にしていること
-
洋菓子作りの基本。昔に比べて、学生や若い子たちがおとなしくなっていると感じている。昔は問題があるが、ある意味ヤンチャで活発な生徒も多かった。だからこそ、とにかく元気に、学校へ来て、授業を受け、学んでもらいたい。
-
生徒へ求めるもの
-
目標をしっかり持つこと。元気。洋菓子作りのスタンスをしっかり持つこと。
-
心に残るエピソード
-
昔、とよちょうが調理しかない時代から教えていた。その当時、中学を卒業した子がほとんどで、はっきり言うと今まで自分が接したことのないレベルの生徒ばかりだった。調理の先生は、そういう子相手でも熱心に教え、無事に卒業させていくのを見て、びっくりした。
まだとよちょう祭(卒業作品展)では、真剣にやる生徒、やらない生徒の差が大きいが、真剣にやる子の力の入れよう、熱心さには本当に毎年驚かされます。学生レベルですが、一生懸命やる気持ちが伝わってくる気がします。
-
料理人としてのアドバイス
-
仕事や立場上、いわゆる日本でトップのパティシエやケーキ店経営者と交流があるが、一流の職人には2種類あると考えている。一つは、センスや感性が豊かで、若いうちから芽を出し、コンテスト等で結果を残すタイプ。もう一つはセンスが乏しくても、コツコツと自分のできる範囲で少しずつ技術を伸ばし、苦労してやっと一人前になり、最終的には日本でトップクラスの実力をもつ者。当然前者のほうが多いが、僕は後者のように、長い間あきらめずに頑張る気持ちを持つ者を応援していきたい。センスがある、ないに関わらず、簡単にあきらめるのではなく、我慢強く一つのことを続ける心を養ってもらいたい。
-
好物
-
お酒